プロ仕様のサイクルジャージとビブショーツ

背中の穴

先日、アウグーリオでサイクルジャージを物色していました。店主である住田さんのおすすめメーカーはアソスやデマルキ、2XUだそうです。どれも値段が高いものばかりですがその分性能が良いらしく、一度着用すると着心地がよくてもうほかのものは使えなくなるよということでした。

そこで置いてあるジャージをガサガサと引っ張り出しては観察していました。すると気になるところが出てきます。

それは2XUのジャージについてです。ちなみに2XUはツー・タイムズ・ユーと呼ぶらしいです。知らないとまず読めない名前ですね。

置いてあったジャージの背中部分を見ていると不思議なことにほかのサイクルジャージでは見かけない「穴」が2つほどついているのです。これはいったいなんだろうかと非常に不思議に思い、気になったので聞いてみることにしました。

2XUのサイクルジャージ背中側の穴

するとこの穴はプロロードレースでレース中に監督が選手に指令を出すときに使用する無線のためのものだといいます。無線をポケットに入れて置いてそこからイヤホンのコードを伸ばしこの穴から出すということだそうです。

ちなみにどこに無線機を入れておくのかというとジャージではなくビブショーツのほうにポケットがあるようです。ちょうど腰のあたりにポケットがあり、そこからビブに沿わすように背中をコードを伝わらせ穴から外に出すようです。

2XUのビブショーツのポケット

確かにこうしておけばコードがもたついて邪魔になることはないかなと思いました。しかし、プロのレースであれば無線機を使用することもわかりますが、一般人はまず使うことはありません。そこでほかに使い道はないかというと一番に思い浮かぶのが「音楽プレーヤーのイヤホンを通す」ことでしょうか。

しかし、実際には問題点があります。そもそも自転車に乗って公道を走るときにイヤホンをして音楽を聴きながら走るということは、自分から五感の一つである聴覚を封じてしまっていることになり非常に危険です。安全に走るためには視覚よりもむしろ聴覚のほうが重要ですからそれを封じるなど自殺行為以外のなにものでもないでしょう。

そして、もう一つ仮に音楽を聴くとしてアイポッドやスマホをビブショーツの腰のポケットに入れてしまうと操作できなくなってしまうということです。これならジャージのポケットに音楽プレーヤーを入れておいて2つある穴を利用したほうがいいでしょう。そうなるとビブショーツのポケットは使用することが無くなってしまいそうですが。

他のジャージではあまりなかった機構なので面白いなと思った反面、やはり一般人の実用面から考えればプロ仕様であることはそこまで大きなメリットにはならないのかなと思いました。